2014年10月03日

小児科だより10月号(No176/2014/10)

今月の記事
◆日本外来小児科学会 in 大阪
〜多職種参加の学会で学んできました! 

◆地域ではやっている病気

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◆日本外来小児科学会 in 大阪
〜多職種参加の学会で学んできました! 

8月末にお休みをいただき、事務、看護スタッフと共に総勢10名で行ってまいりました。
学会というと最新の研究成果を発表する学際的イメージがありますが、小児医療にかかわる人なら誰でも参加できる、幅広くとても規模の大きい学会です。
今年は「子どもたちの幸せを目指してー今私にできること」というテーマのもと、全国の小児科外来に関わる人たちが、大阪国際会議場に集まりました。


<どんなことが話題になっているの?>

外来でみられる病気や検査などの基礎的な研究から、各種の実態調査や意識調査、子どもを取り巻く社会問題、地域で先進的な活動をしている方の報告、処置をする時子どもなりの理解と納得をしてもらえるような工夫などなど、たくさんの演題、シンポジウムなどがありました。
今年で24回を数えますが、一貫して「育児支援」という視点がとても大切にされています。
また、まだ社会的な力を持たない子どもの人権を守り、子どもの代弁者となって社会に働きかけていこう
という考え方が基本に流れています。


<スタッフが学んだこと>

*「食を通して始める楽しい育児」
つい先回りしてきた自分の子育てを振り返り、今の親御さんたちには肩の力を抜いて楽しんで育児をしてほしいと感じた。(看護師O)
母乳や離乳食の話を聞き、親御さんの価値観に寄り添い、ねぎらう心構えで接していきたい。(看護師W)

*「クリニックで対応する発達障がい」
臨床心理士の活動を知り、自分の今の仕事にも生かしたいと思った。(事務U、O)
その子の障がいの特性を知り、その子に合った対応を考えることが大切。小さな前進に気付き、一緒に喜び、さりげない心づかいができれば。(看護師M、事務A) 
処置や検査のとき見通しを持てるよう、イラストカードなど工夫してみたい。(看護師A)

*子どもたちの幸せをめざして
不登校、発達障がい、家庭崩壊、貧困など、診察室だけでは解決できないたくさんの問題に気付き、市と協力して子育て支援施設を開設。そこでの支援の話を聞き、自分も相談にのったり励ましたりできるようにと思った。(事務I)

*子どもを取り巻く社会問題
日本の子どもの6人に1人が貧困層。なかなか見えない問題だけれど、他の相談窓口に繋げたり、出来ることはある。
虐待は、予防や早期介入が大切。「虐待かどうか」でなく、「その子どもにとって脅威かどうか」と考える。(T)


<当院からも発表しました>

院長が地域の薬局薬剤師さんと行っている
勉強会をもとに、「院外薬局と診療所の連携の
必要性と課題」と題して発表をしました。
また例年のように、院内報ネットワークの展示に、「くやま小児科だより」8月号も参加させていただきました。

おかげさまで、たくさんの刺激を受けて帰ってきました。これから日々の診療に生かしていきたいと思います。


◆地域ではやっている病気

夏に流行したヘルパンギーナは下火になりました。
かわって増えてきたのが咳が長引くカゼです。
また、喘息のお子さんの受診も増えてきました。
長引く咳が喘息かどうか、紛らわしいことがありますが、これは経過をみて判断していくことが大切です。
ご心配の方は受診時にご相談ください。


◆ちび鉛筆

駐車場の隣地の栗をたくさん拾いました/イガイガの中につるんと光る茶色い実/じっと見ていると何とも不思議です/さてこれから過ごしやすくよい季節ですね/出かけたり美味しいものを食べたり楽しみです/涼しくなったらやろうと/言い訳していたことが/やはり手つかずのまま終わりそうです・・・(T)
posted by kuyama at 11:04| くやま小児科だより・ブログ版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする