2015年04月28日

小児科だより5月号(No183/2015/05)

今月の記事
◆保存版☆夜間休日に病気になったら

◆ご利用ください!小児救急電話相談

◆地域ではやっている病気

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◆保存版☆夜間休日に病気になったら

先月、印西市の子育て支援事業で「医療機関へのかかり方」についてお話した際に、急病診療所の利用について、いろいろご質問がありましたので、このお便りでも取り上げてみたいと思います。

<すぐ受診すべきなのはどんな時?>

★夜間休日でも、すぐ受診した方がよい状態
・生後6ヶ月未満の乳児の発熱、4日以上続く発熱
・咳やゼーゼーで眠れない
・ぐったり、応答が悪い、意識障害
・強い痛み(頭痛、腹痛、胸痛)
・繰り返す嘔吐
・その他 血便、けいれん(5分以上)
・「何か様子がおかしい」「とても心配」と思う時など。

<子どもの救急の95%は軽症>

夜お子さんが急に熱を出すと心配で、すぐになんとかしたいと思うもの、そのお気持ちはとてもよくわかります。
でも、救急を受診する方の95%は、入院を必要としない軽症です。熱が出ただけで慌てる必要はありません。
熱や咳などの症状があっても、水分がとれている、眠れている、機嫌が良い、活気がある時は様子を見たり、翌朝まで待ってよいでしょう。

<迷ったときのお助けツール>

・小児救急電話相談(全国共通#8000)
  ⇒次の項目で詳しくご紹介。
・ウェブサイト「こどもの救急」(日本小児科学会監修)
  ⇒症状をクリックするとアドバイスを表示。
・子どもの救急ガイドブック(千葉県小児科医会発行)
  ⇒当院受付で無料配布しています。

<どこに受診したらいいの?>

とはいえ、特に初めてのお子さんや、まわりに相談できる人がいない場合には、不安で仕方ないこともあります。
それも立派な受診の理由ですから、ご安心ください。
       
さて、受診はどこへ行けばいいのでしょうか。
お住まいの市町村のHPや広報に案内があると思います。
印旛地区の場合をご説明します。

★通常の受診 (一次救急)
・印旛市郡小児初期急病診療所(043-485-3355)
・成田市急病診療所(0476-27-1116)
この他近隣地区に、やちよ夜間小児急病センター(047-458-6090)があります。
受診前にまず電話をして、ご相談ください。

受診の上、必要があれば二次救急(専門的な治療や入院)などへの紹介になります。
※時間帯など、詳しくはウェブサイトでご確認ください。

★緊急を要する場合
例えば、喘息の大発作、5分以上のけいれん、意識障害、その他緊急と思われるときは、119番で救急車を呼んでください。(二次救急、三次救急の病院へ)

<大きな病院に直接行ってはいけないの?>

この地域の高度専門医療を担う病院として、日本医大千葉北総病院、成田赤十字病院などがありますが、こうした病院の救急外来が軽症の患者さんであふれると、本来の救命救急や高度医療に専念できません。
医療従事者の疲弊も問題になっています。
対策として病院は、軽症で受診した場合自費で五千円以上の療養費を請求することが認められています。
医療機関にはその規模に応じて、役割があります。
これらの病院は、二次救急および三次救急を担当する命の砦(とりで)、地域の財産ですから、その機能を維持できるよう、大切にしなくてはなりません。
そのために、地域の医師たちが協力し、夜間休日診療所や輪番制が行われているのです。
そうした診療所を含め、夜間休日の受診の際は必ず電話で受け入れ態勢を確認するようにしてください。


◆ご利用ください!小児救急電話相談

毎日夜7時〜10時
局番なしの#8000(全国共通)    
ダイヤル電話、IP電話などからは・・・043(242)9939

お子さんの病気で受診した方がよいか迷う時など、看護師や小児科医がアドバイスします。
くやまも年数回担当していますが、意外と知られていないようです。困ったときは利用してみてください。
千葉県では、時間の延長も検討中です。


◆地域ではやっている病気

4月に入り、花粉症はだんだん少なくなりました。
全体として感染症は少なかったですが、その中で溶連菌感染症、胃腸炎が少し目立ちました。
初めて集団生活に入ったお子さんは、カゼをもらうことが多い時期です。
大人もですが、連休明けは調子がくるいがち、規則的な生活を心がけましょう。


◆ちび鉛筆

急に寒くなったり雨が続くなどして/春の喜びもつかの間の4月でした/そんな中今年は久々に吉高の大桜を見てきました/たくさんのお店のテントが並び/人出も多くてびっくり/樹齢300年といわれる「孤高の一本桜」は/徳川吉宗や「音楽の父」バッハの時代から/ここで何を見て何を聞いてきたのでしょうか(T)
posted by kuyama at 15:03| くやま小児科だより・ブログ版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする