2017年01月05日

小児科だより1月号(No203/2017/01)

今月の記事
◆インフルエンザのおはなし
〜今シーズンは早めに流行期入り

◆地域ではやっている病気

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お子さんの健康を守り、親御さんには安心を持ち帰っていただけるよう、診療に励んでまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

院長 久山登 スタッフ一同


◆インフルエンザのおはなし
〜今シーズンは早めに流行期入り

年末の胃腸炎は大人にも子どもにも大流行でしたね。
免疫ばっちりのはずの当院スタッフも何人かかかりました。園や学校でも対応が大変だったことと思います。
さて、次はインフルエンザが本番を迎えます。
今シーズンは11月下旬には流行入りが宣言され、当院でも12月は毎週2、3名を診断し、いずれもA型でした。例年シーズン前半にA型、後半春先まではB型の流行がみられます。
毎年のことではありますが、いざ我が事となると慌てるのが(私も含めて)人の常。本格的な流行の前におさらいしておきましょう。

<典型的な症状はありますか?>
最近は迅速検査の普及で、ごく軽い症状の人でもインフルエンザだった、ということがありますが、特徴的な症状としては、突然の高熱、咽頭痛、頭痛、筋肉痛、全身倦怠が強いことが多く、腹痛や下痢など消化器症状をともなうこともあります。
小さいお子さんでは熱性けいれんを伴うこともあり、脳症との鑑別のため、流行期のひきつけは受診をお勧めします。

<当日受診しても検査できないって本当?>
鼻やのどの奥から分泌物を採取して検査します。
発症から数時間以上経過していないと陽性にならないので、熱が出てすぐ受診されても検査キットでの診断はできません。翌日受診、というタイミングになるでしょう。
熱は身体がウイルスとの臨戦態勢に入った印であり、すぐに下げる必要はないのです。
検査キットも完全なものではなく偽陰性もあるため、医師の診察と組み合わせて診断することになります。

<治療はどのようにするの?>
抗インフルエンザ薬としては、飲み薬のタミフル、吸入タイプのリレンザ、イナビル、点滴のラピアクタがあります。
症状や年齢によって選びます。
薬を使わないと治らない、と思われている方がいらっしゃいますが、診断=抗インフルエンザ薬というものではありません。
状況によっては処方しないこともありますし、希望されない方もいます。
症状を和らげる対症療法と組み合わせるなど、ご相談の上治療方針を決めます。
おうちでの養生(水分補給や安静)が一番大切です。

<出席停止はどうなるの?>
発症した日を0日と数え、5日経過し、かつ解熱後2日(幼児では3日)を経過するまでが出席停止となります。
薬などで早く熱が下がっても、ゆっくり休みましょう。


◆地域ではやっている病気

感染性胃腸炎は当たり年の今シーズン。
年末には頭打ちに見えましたが、今後どうなるでしょうか、油断はできません。
インフルエンザも、年末から徐々に流行が広がって、これからが本格的な流行の時期を迎えます。
感染症の予防は、手洗いにつきます。特に外から帰った後、食事の前は念入りに。
咳エチケットを守ることも大切です。


◆ちび鉛筆

お正月は例によって新年の目標です/新しいことを始めるのは簡単/続けることの方がずっと難しい/耳が痛すぎる名言ですが/懲りずに万年筆のペン習字を始めました/このレトロな筆記具は/ペン先やインクの色なども奥深い世界のようです/精神統一?にもなる気がして/半年ほどは楽しく続いています(T)
posted by kuyama at 08:56| くやま小児科だより・ブログ版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする