2018年08月03日

小児科だより08月号(No222/2018/08)

「くやま小児科だより」の印刷版は、今号で最終号とさせていただきます。

☆今後は、医院ブログの「コラム」で情報発信いたします!☆

2000年3月から毎月発行してきましたが、この222号をもって終了することといたしました。
院内に設置したスタンドから、印刷した「たより」をお持ちになる方は少なくなりました。
スマートフォンやパソコンの普及で、ほぼ100%の方が当院のネット上の予約ステーションを利用され、そこから当院からのお知らせをチェックしていただいています。
今後はブログ上の「コラム」で、字数にこだわらず、タイムリーに情報発信していければと考えています。
これまでお読みいただき、ありがとうございました。


今月の記事
◆あなたは大丈夫?
 〜子育て世代のワクチンのお話

◆地域ではやっている病気  

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◆あなたは大丈夫?
 〜子育て世代のワクチンのお話

<ワクチン不十分な世代の流行が繰り返されている>

今年の春、海外渡航者からの持ち込みがきっかけで麻疹(はしか)が流行しました。
この時、若い「麻疹ワクチン接種1回世代」を中心に流行が広がり、このような世代の存在がマスコミで大きく取り上げられました。
その結果2回目を接種する方が増え、一部でワクチン不足が起こるほどでした。しかし流行が沈静化するとワクチンへの関心が薄れ、再び同じような流行が繰り返すおそれがあるのです。

<注目される「大人のワクチン」問題>

この麻疹の流行をきっかけとして、また世界中の人が集まるオリンピックを控えていることもあり、ワクチンで防げる感染症(=VPD)は子どもだけでなく、広い世代が認識を持つべき課題として、医療関係者が啓発に乗り出しています。
小さいお子さんをもつ親御さんにはおなじみの、「NPO法人VPDを知って子どもを守ろうの会」では、今年7月WEBサイトに「オトナのVPD」のページを新設しました。
また、日本プライマリ・ケア連合学会も、6月に「こどもとおとなのワクチンサイト」開設し、さまざまな情報を発信しています。
ぜひ一度検索してご覧になってみてください。

<子育て世代に知ってほしいこと>

上でご紹介した「オトナのVPD」のページをみてみると。
思春期、子育て世代、現役ミドル世代、シニア世代の4つのボタンが並んでいます。
どうやら一生を通して、必要に応じたワクチンとのおつきあいや知識の更新が必要のようです。

気になる 子育て世代 のボタンをクリックすると・・?


・妊娠中にかかると重症化しやすいVPD
・妊娠中のワクチン接種で、赤ちゃんがかかりにく
 くなるVPD
・夫婦、家族間で感染しやすいVPD
・予防接種の免疫力が弱くなっているVPD
という、この世代に必要な情報が紹介されています。
中でも麻疹や風疹は重要で、その流行は忘れた頃にやってきます。必要な方は平時の接種を強くお勧めします。
グローバル化もあり、ワクチンの常識は変わっていきます。どの世代の方も、まずは自身の接種歴や罹患歴を把握し、情報を更新していくことが大切です。


◆地域ではやっている病気

夏休みに入って感染症は全体に減少していますが、咽頭結膜熱やヘルパンギーナ、手足口病の他に、今年の特徴としてRSウィルス感染症が多くなっています。これは千葉県全体の傾向となっています。
暑さはまだ続きますので、水分や栄養をしっかり摂り、涼しくして良質な睡眠をとるなど、体調管理に気をつけて乗り切ってください!


◆ちび鉛筆

7月は大変な猛暑でした/まだまだ夏は続きますが/暑さに負けずよい思い出をたくさん作ってくださいね/今号で印刷版はおしまいですが/大切な情報は汲めども尽きません/これからも情報発信に努めてまいりますので/どうぞよろしくお願いいたします(T)
posted by kuyama at 08:54| くやま小児科だより・ブログ版 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする